もはや給与取得がメインの個人事業主だとしてもボイコットせずに確定申告をしました(4年目)
私のなかでは毎年恒例の報告ブログですが、今年度の確定申告に関してはまず国民総意の怒り噴出からスタートしました。
まさかの確定申告期間でのタイミングでつまびらかにされた「書籍代」や「キックバック」に「政治資金パーティー裏金事件」などの使途不明な政治資金の再々…浮上。政治とカネの問題は昔から全く解決しません。政治資金規正法により収支については明らかにされるべきとなっているにもかかわらず、国民に対しての説明はちんぷんかんぷんです。
前述の通り政治資金収支報告書の提出は義務付けられているも政治家はきちんと記載なんぞしていませんし、余剰金が生じた場合には雑所得として課税になりますが依然として「報告の義務がない」という抜け道や「記憶にございません」として行き方知れずになるというパターンが常態化しています。
キックバックというとTVアニメ『チェーソーマン』の米津玄師によるOP主題歌「KICK BACK」の方がピンとくる方もいるかもしれませんが、後者のキックバックは「チェーンソーなどを稼動中に反動を生じる現象」で非常に危険です。そして前者のキックバックは「割戻金、反動、はね返りなどを意味する英語」で、私が実生活で見聞きしたことのある違う表現としては「リベート」や「割戻」など。今回のキックバックはこれらを悪用したものです。
小売や卸売の会社で事務をしていた頃は、例えば何かを100本仕入れればその仕入額の20%を割引します&もしくは現品で補填しますという営業活動はよくありました。キックバックとは逸れるかもしれませんが、メーカー側が提示した販売成績を達成した場合にメーカー側が報奨金に該当するものを販売元の営業に表彰と称して渡すというキャンペーンもあった気がします。お金の流れとしては、メーカーから販売に対してギャランティ(手数料??)が支払われ、そこから所得税を抜いた額をインセンティブとして営業マンに渡されていたように覚えています。…がなかなか過去の記憶なので全然違ったらすみません。
売上を報告せずに現金をポッケに入れてしまっていた営業もいたようですが、販売管理や在庫データとの辻褄が合わなくなってくるので割とバレます。さすがに会社全体で水増しや横領などが行われていた組織に属して犯罪の片棒を担いでいたり担がされたことはありません。
長くなりましたが、納税の義務どころか増税&増税ときている政府側が収支報告書の記載すらずさんで開き直っているという現状に、確定申告作成に心身の負担を感じている国民の怒りは上昇。SNS上では「#確定申告ボイコット」なる言葉がトレンドになり、衆院予算委員会でも首相がそれに言及する一幕がありました。
確定申告をするひとだけでなく「納税の義務」を課されている全国民が激怒していることかと思いますが、私の場合は所得が少なく控除が上回るために還付がある+確定申告をしないと翌年度の課税額の計算にも関わってくるため半分ウキウキ半分テロテロでこの時期は作業しています。
今年の確定申告は、国会議員が示してくれた前例を真似すれば良いのかな?#確定申告ボイコット pic.twitter.com/6g1LeZdFBq
— ACMJP (@ACMJP01) February 16, 2024
個人的ヒットのバズポスト拝借
開業届を提出している個人事業主=それで生活できているではもちろんないので、私のような者には運よく非正規の雇用関係が成立した年度があった場合に給与所得が発生します。また、該当しないためインボイスに関する情報戦には巻き込まれていません。そのため今年度に重要な書類が「(令和5年分給与所得の)源泉徴収票」です。特に必要な項目が以下の金額。
・支払金額
・給与所得控除後の金額(調整控除後)
・所得控除の額の合計額
・源泉徴収税額
あとは「社会保険料等の金額」「支払者」などの欄も記載があります。マイナンバーカードの紐付けにより医療費控除に必要な額など自動的に引っ張られている項目もあるので入力に関しては楽になりましたが、こういった情勢なので間違った点がないかどうかは自身で確認しないとこわいです。
マイナポータル連携を利用すると、医療費控除に使用できる医療費通知情報をマイナポータル経由で取得し、所得税の確定申告書を作成する際に、該当項目に自動入力することができます。
私も申告するに当たり「そもそも会社側で年末調整していたらどうしよう」と一抹の不安がよぎりましたが、支払者にあたる会社側で処理しているかしないかの見分け方は以下の通りとのこと。
年末調整済みと年末調整済みでない源泉徴収の見分け方
年末調整済み
「給与所得控除後の金額」及び「所得控除の額の合計額」欄に記載があります。
年末調整済みでない源泉徴収票
「給与所得控除後の金額」及び「所得控除の額の合計額」欄が空欄です。
もちろん税理士さんにお願いするまでもない処理量なのと、小さい会社で経理の経験があるのでめちゃくちゃ抵抗があるということは正直ないのですが、やっぱり専門家でもないので普通にちょっと面倒くさい。この時期は日中の寒暖差と花粉症により集中力がますます続かないので最終的には自分との戦いになります。
ちなみに経理を担当している時に日商簿記3級を取得しましたが、後の転職活動では2級以上でないともはや入力欄にすら表示されず悲しくなりました。あんなに一所懸命勉強したのに…。日商簿記2級は原価計算や連結決算が入ってくるので私のキャパシティを完全に超えました。
帳簿に付ける項目が増えてくると混乱するのが、請求日、納品日、支払日などによって異なる現金の動き。そのため頭ではわかっているはずでしたがいまいちど確認する必要がありました。
小さな会社で経理をしていた時はどこから日付を取ってくるかというのはきちんと指導されていたはずだったのですが、離れた今ではきれいさっぱり忘れました。私の場合は確定申告でも白色申告ということにより、貸借対照表(バランスシート/ BS)や損益計算書(Profit&Loss statement/ PL)などの複式簿記の必要がないため青色申告と比べるとシンプルです。キャッシュフロー計算書に関してはほぼ何も理解していません。そこまでやる場合には会計ソフトで仕訳して帳簿出力する方が楽だと思うので、私の個人事業主レベルでは企業の経理レベルの処理やツールは全く必要ありません。総勘定元帳や現金出納帳など今ではもはや懐かしいです。
現金主義会計
現金主義とは、現金の収支により費用と収益を計上すること。発生主義会計以前の会計ではよく使われていたが信用取引が発達し、現金の収支と物の消費のタイミングが一致しなくなったことから、企業の努力と成果をきちんと表示することができなくなったため徐々に発生主義に変わられつつある。
発生主義会計
運用取引、収益、費用を会計処理する際に、実際の入金時点ではなくて、権利、義務が発生した時点でこれらを認識して会計処理をすること。
有価証券の取引を発生主義で認識する場合は、実際に受け渡しが行なわれる日に認識する(受渡ベース)のではなく、取引が成立した日(約定日)に資産として認識する(約定ベース)。発生主義会計では、収益は実際に払い込まれる前に会計上認識され、取引成立後から実際に受け渡しが行なわれる間、時価の変動の影響をうける。
前年度ではじめてのe-taxは経験したので多分スムーズに終えられたと思われます。数日後(週明け)に国税庁からメールが入っていたのでドキリとしましたが「還付申告を受け付けました」ということでとりあえず無事に今年度も締まったようです。
そのため正確には私の場合は確定申告というよりは、予定納税額がマイナスなので結果として還付申告として受理されました。本音としては生活があるので所得は上げたいですが、納税額は最低限にしたいです。
参考引用:
国税庁 令和5年分 確定申告特集(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/index.htm)2024.3.23
国税庁 確定申告書等作成コーナー > 年末調整済みと年末調整済みでない源泉徴収票の見分け方(https://www.keisan.nta.go.jp/r5yokuaru/ocat2/ocat21/cid122.html)2024.3.23
企業年金連合会 用語集(https://www.pfa.or.jp/yogoshu/)2024.3.23
国税庁 税の情報・手続・用紙 / 税について調べる / 所得税(確定申告書等作成コーナー)/ 確定申告期に多いお問合せ事項Q&A /【確定申告・還付申告】(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/02.htm)2024.3.23
Yahoo!ニュース 二階元幹事長、書籍代3500万円のカラクリ 自分の「ヨイショ本」を「お土産」にするサービス精神(https://news.yahoo.co.jp/articles/59ce0ad35a7e65ce26c9347c9d7d67b6f12c95be)2024.3.23
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