#雑感 #その他

【体験談】ネットに誹謗中傷("お気持ち")を書かれた時のリアルな反応と感想はこんな感じです

2024年5月29日 

注)弱っている時はやや閲覧注意です

GTA5(Grand Theft Auto V)ロールプレイ用の某サーバーで最近問題になっているのが運営者や配信者に対するインターネット上での誹謗中傷です。出自はわかりませんがコメントやダイレクトメッセージなどで何かしらの嫌がらせに該当する文章のことを「お気持ち」と称しているようです。

当方超絶弱小ブログではありますが、こんな私でも稀にご意見ご感想をいただくことがあります。今では嬉しいお言葉や広告を掲載しませんかというありがたい営業さまの方が増え、そもそもいわゆるインフルエンサーみたいな影響力は皆無なので、シンプルな悪口から謎の怪文書に至るまで誹謗中傷に該当するものはほぼありません。とはいえネット上に普通に陰口を叩かれた経験はあります。こういうのは意外と覚えているのでこれから書き込もうと思っているひとは執拗に狙われると思って覚悟しましょう。

私自身が書かれた"ちくちく"コメント①

当サイトでも(リアルでも一部には)公言しているパニック症についてまだ某掲示板が以前のバージョンだった頃にスレ立てをしてしまったところ、そのスレッドがどこかのまとめサイトに吸われてしまっており偶然目に入ってしまったコメントがあります。それがこちら。

キ×ガイは外に出るな

目に飛び込んできた時はとりあえず驚きました。まだこんな時代錯誤的な表現をぶちかますひとがいるのか…というのが率直な印象です。最初は「お前の言う通りキ×ガイだけど外に出てやるわ!」とプリプリしていましたが、だんだん「このひとってこんなネットの隅っこにわざわざコメントまでしてきっと寂しいひとなんだろうな」と煽り抜きで普通に思いました。

私だったら私が立てたスレに目を通すかどうかもわかりませんし、ましてやスレッド内ではなくまとめサイトのコメント欄にちくちく悪口を書くというもの巡り廻って「なんかごめんね」という気分でした。ネットとはいえ人目に付きにくい"過疎"場を主戦場としているひとだったのかもしれませんが、だいぶ前の話なのでそのひとがどうしているかは全くわかりません。

私自身が書かれた"ちくちく"コメント②

放っておけばいいものの何かを始めるとついついやってしまうのがエゴサーチ。私も類に漏れずこのブログを始めてからSNSを経由して目にしてしまったチクチク言葉がこちら。

アフィカスブログだったわ

これに関しては「そうです」としか言いようがないので、もちろん腹は立ちましたが「カスでごめんね」で終わりました。というのも、私が怒りモードに入っている時にそのアカウントの投稿を見てみたところ「自分は別垢にもっとたくさんフォロワーがいるけれど面倒くさくなって今のアカウントにしている」というような謎のともだちいっぱいアピールが目立ち、結局私がじっくり偵察する間もなく非公開にされてしまいました。

アフィリエイトカスブログと喧嘩を売ってきたからには堂々としていて欲しかったのですが、結局バツが悪くなってしまったのか他で何かあったのか。真意は闇の中ですが、そういう切なくて寂しくて認めてほしくて上から目線で物言いをしてしまうひとは本当にたくさんいるのです。今の私も同じ穴の狢かもしれません。私に誰かを憐れんだりするほどの器はありません。

実際に誹謗中傷コメントを見た時の反応と感想

自分自身がインターネット上に発信したものに対してちくちく陰口を書き込まれているのを発見してしまった時の感情の動きの段階としては下記の通りです。

1)ちょっとドキッとする
2)冷静になると気にならなくなる
3)なんか自分の中でネタになってくる
4)ものによっては若干武勇伝ぽくなる

ただリアルの生活で深刻な悩みがあったりすると(そういう時はネット自体あまり触りませんが)本当にしょーもない余計な一言に心を深く傷つけられてしまう危険性があります。例えば実生活でも、普段ならさほど気に掛けないのに、とても落ち込むような出来事があったりした時に他人のふとした言動で喜怒哀楽の感情が強く出てしまう経験は誰しもあると思います。

私個人の考え方としては、ネット上で誹謗中傷等を行ってしまうのにも何かしらの社会的、経済的、心身的な問題に伴った背景があると捉えています。もちろんそれを盾に行為自体を正当化する気は全くありませんが、私が今まで感じた印象だと明らかに「不安定」な状態にあるひとなのではないかと思うのです。ネットとはいえ何かを書き込むまでにもステップが要ります。そういった労力を割いてでも相手を不愉快にさせる言葉を書くのはある意味それだけの元気があるということでもあります。しかしながらそういったひとびとの元気は"負"のパワーであって、特に負の感情というのは何故か昔から影響や連鎖が強いものです。

SNSと負の感情が生み出すネット私刑

誹謗中傷を繰り返してしまうひとに本当に必要なのは実生活に於ける充実感と周囲のサポートでしょう。おそらく開示請求と賠償請求だけでは応急処置のような解決にしかならないとも思っています。

特定の人物を攻撃する誹謗中傷とは性質が異なりますが、昨今のSNSで顕著なのが「怒り」や「寂しさ」などの感情が付随したの投稿が多いこと。しかし同時に同アカウントで「自己顕示欲」を満たすような投稿も目立つこともあります。つまり実生活では素晴らしい家族や友達や仲間がいて、仕事や趣味も順調で毎日美味しい食事を食べたり旅行に行ったりと充実していることをアピールしているけれども、日常生活の些細な出来事やちょっとした問題提起に対して過剰な怒りを向けることを抑止できない状態にあるわけです。これも私から見るとかなり不自然です。

自身の価値観が絶対的であり、これに沿わない人間を排斥するような言動すらみられるのは非常に危険です。おおげさと思われるかもしれませんが、戦争や差別などの争いも全てはそういった信念や正義感から始まっているのです。集団心理(群集心理)による社会構造の変動社会変動)が悪い方向に傾いてしまった場合にはそれを修正するのは容易ではありません。

群集心理(crowd psychology)
一時的かつ非組織的な集合体とされる群集に特有の心理,フランスの社会学者タルドやル・ボンらによって,群集,群集心理の研究の発端が開かれた.群集は一時的かつ不定期である一方で,共通の関心や動因によって多くの人びとが一定の空間を占める集合体であり,構成員の役割や機能が明確に分化し継続的に組織された社会集団とは区別できる.(後略)

社会構造(social structure)
社会システムの要素間の関係の,相対的に安定的なパターン.パーソンズは,社会システムの複雑な相互連関関係を単純化してとらえるための工夫として,一定の変数を定数として扱うことを提唱し,これを社会構造とよんだ.(後略)

リアルで問題的な行動を起こしている人間を盗撮して匿名でネットに投稿したり、生活の中で起こった問題をつまびらかに文章に起こしてネット上に掲載したりすることで、そこから「私は間違っていない」という自信に繋げるためにインプレッションや賛同を得て充実感や安心感に浸るというのは、私はあまり称賛できる行動だとは思いません。

余談かもしれませんが、インターネット黎明期の人間が私も含めてそろそろ30代~50代の世代が中心になってくるので、ライフイベントの変化によるストレスや更年期障害などの自身ではコントロールできない問題もあるかもしれません。失礼な!!と感じるひともいるかもしれませんが、現に私も心身の状態がホルモンバランスに制御されていると感じることは多々あるので私自身も例外ではありません。

仕事やプライベートで癪に障ることがあれば簡単に吐き出せる場所として匿名性が高い上に拡散力が高いインターネットは相性が良く主戦場として利用者も集中してきています。私も自分の意見や感情に由来するものをここに吐き出していると言われればその通りです。

プラットフォーム問わず言動には責任が伴う

ただ、性質的に異なるのは「自分の言動に責任を持つ覚悟があるか否か」です。XやInstagramやTikTokなどその他のSNSであれば、何か自分に不都合が起こった際に鍵垢にして非公開にしたりアカウントごと削除して見られなくすることができます。有名なひとだとスクリーンショットなどで魚拓(画像のコピー)を取られてあっという間に拡散してしまいますが、特に影響力の高いアカウントでなければすぐ逃げられます。

私は個人情報こそ出してはいませんが(そこまでの勇気や度胸はまだない)お問い合わせフォームとメールアドレスを公開しているので自ら退路は断っているつもりです。それがGoogle側からの条件でもあるからです。広告を貼ってブログを運営したり動画を投稿したりするということはアフィカスではあるかもしれませんが、逐次各国の法律改正やGoogleでの方針変更により「Google パブリッシャー向けポリシー」があります。Googleの方針に背けば広告収入などは剥奪されます。これはYouTube等に関しても同様です。その割に過激派系やスレスレ系が数字を持っているという事実に関しては私もよくわかりません。

本来であれば当事者同士での話し合いや警察や行政など第三者の介入が望ましいケースであっても周囲を巻き込んでネットで叩いてもらおうという、いわゆる度が過ぎた「ネット私刑(ネットリンチ)」が横行するのは私は良い状況だとは考えません。どうしてもネットで誰かの失敗や悪事を訴えたいのであれば、まず裁きとは何かをよく考えてから行動に移すべきだと私は常日頃もやもやしています。

ただ、匿名性があるからこそ訴える事ができる事案もあります。例えば組織内の機密性の高い問題や被害者が泣き寝入りになりがちな性被害、その他ハラスメントに関する事例などなど、本来明るみに出なければならないが個人情報の観点などから行動に移すことが難しい事案に関してはインターネットの特性を有益に活用することも可能です。これに関しては推奨するものではなく最後の手段と考えた方が良いかと私は思っています。もちろん話をでっち上げたり面白半分で加害者を仕立て上げるのは、自身が加害者側になってしまうだけです。

匿名や個人情報がある程度保護されたユーザー名などでの投稿はつい語気が強くなったり大胆になりがちな場合があります。私も小学生の頃から父親のパソコンを使い後からガラケーも持たせてもらっているので、いっさい加担したことがないと言ったら嘘になると思っています。なぜなら自分自身が無自覚のうちにディスプレイの向こう側の誰かの心を傷つけたり炎上の火に油を注ぐようなコメントを残している可能性は否定できないからです。

実生活でもそのつもりはなくても誰かを怒らせたり悲しませたり、相手の心に障るような言動をしてしまっていることがあると思います。立場としてその逆も然りです。私たちは被害者にも加害者にもなり得るという認識をもって常に相手と向き合わなければならないと日々考えています。ディスプレイの向こうにはたくさんの心を持った人間がいるのです。

参考引用:
宮島喬(編)『岩波小辞典 社会学』岩波書店, 2003, p58-59, p104

考え方などが変わったら加筆修正します

\気になったらSHARE!!/


次の記事:東京ディズニーランドの伝説の春イベント「ディズニー・プリンセス・デイズ」の復活を切望

インターネットで知り合った台湾の友達に旅行で会いに行けた時の思い出:前の記事

ほちょこと申します。
気になるを追究した雑記です。

好きな事をとことん&パニック症の減薬中!!超マイペースに生きている人間もいるからだいじょびと誰かに伝わったら嬉しい手作りウェブサイトです。基本エンタメ全般ですが稀に真面目モードにも。
よろしければABOUTもご覧ください。

真面目なご挨拶

パニック障害、不安障害と診断されたことを恥じる時もありました。こんな病気にさえならなければ自分の人生はもっときらびやかで素敵なものになったのではないかと親を責め、自分自身を責めたこともありました。月並みですが今ではこの経験が私自身を強くしているのだと感じています。そしてこれから同じような苦しみで生きづらさを抱えてしまう未来のひとたちを支え助けるのが私の生きる意味のひとつであると考えながら日々過ごしています。

mail:contact e-hocho.com 

当ブログの名義でDiscord鯖を開設しました
日常のお悩み相談から壊滅的にくだらない雑談まで
使い方は自由

招待URL→ https://t.co/mMzIByBwVf


最近のおすすめ記事

配信者のみがプレイしているGTA(グランドセフトオート)『ストグラ』ってなんだ+スペハラ対策基礎知識も

【2023年11月現在】世界最大級"Kアリーナ横浜"1回目の感想と諸注意メモなど

【神回】劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』―灰原哀とスピッツと八丈島の美しいコラボ

最新作『龍が如く8』もいよいよ発売間近→追加キャストにヌー井口&成田凌(敬称略)により興奮中

コマンドプロンプトの世界で読む物語―この違和感を体感してほしい@ChatGPT

【バキ童神回】自称スピッツ上級者をも悩ませるコミックLOとスピッツの歌詞の見分け方講座

【備忘録】東京ディズニーランドのチケットを購入しようとしたら3Dセキュア認証に引っかかった

記事一覧はコチラ

読まれている記事


スマホ&パソコンの出張相談
MusRattus

https://musrattus.com/

都内を対象に出張相談中!!
とのことです

\ スマホはこちらから /