意外と複雑な野良猫の相関図を語る(都内某区の場合)
昔から放し飼いの飼い猫や野良猫が勝手に家の中に入ってきたり庭で出くわすとすっとんきょうな顔でフリーズしていたりとかなり地域密着型で猫が闊歩している住宅街ではあるのですが、飼い犬や飼い猫には「努力義務」でマイクロチップを装着する時代でもありますので放し飼いの猫はだいぶ減っているのかもしれません。
最近お庭に顔を見せにいらっしゃる三毛の猫さまとお外で涼んでいたら遠くから\ニャーン/という鳴き声が聞こえた瞬間におててないないで休んでいたくせにすぐ飛び出して\ニャーン‼︎/したと思ったらいけめんなサバトラ系と2匹で消えてしまった。女の友情なんて儚いにゃん😿‼️#野良猫 #リア獣 pic.twitter.com/GjUbwwyRf7
— ほちょこ (@e_hocho) June 20, 2022
たまに首輪を付けた堂々とした猫がいるので放し飼い猫もいるようですが、昔からお猫様が多すぎて住民が麻痺しているのと実害もない(庭にフンやおしっこをされたことはありますが)ので自治体や警察レベルで注意するひともいません。いやなんとかしなさいよ!!と思う方もいると思いますが、既に成猫になってしまった野良猫の保護というのは忍耐面でも経済面でも簡単なことではありません。
Trap(トラップ): 捕獲すること
Neuter(ニューター): 不妊手術のこと
Return(リターン): 猫を元の場所に戻す
せめてメス猫の場合は不妊手術(TNR※)を受けさせてあげて「地域猫(さくら猫)」にしてあげた方がまた痩せた野良猫が生まれるという連鎖を断ち切ることができるでしょう(野生の本能で生きている猫にはちょっと酷かもしれませんが)。
春先になるとあの独特な「なー」という鳴き声と喧嘩で夜中の2時頃には超大運動会です。たまに何かを盛大にひっくり返したりしていますが、歓迎会で酔っぱらって騒いでいる学生の方が正直何倍もうるさいので猫のサカリなど少なくとも我が家においては騒音のうちに入りません。
私がまだ5歳前後くらいの頃に他のご近所さんのおばあさんと母と家の前で遊んでもらっていたところ、隣で飼っていた猫が現れたので「ねこしゃんだ」と喜んでいました。最初はそれなりに愛想よくしてくれていたのですが、可愛いお尻とふりふりしているしっぽを見た私がガッと近付いてしまったせいか、ものすごい勢いで攻撃されました。噛まれたのか引っかかれたのかそこまでは覚えていませんが、牙を向いてのガチ必殺必中だったので腕から出血し見事に泣きました。母は私を連れて自宅に退場。突然腕が血だらけになったことで号泣。それからというもの猫や犬を触るのはダメになりました。
今の時代だったら放し飼いにした飼い猫が幼児を血だらけにしたらヤヴァイことになりそうですが、ねこしゃんのお尻に不用意に近づいたあんたが悪いのよという風潮だった(我が家の教育方針なのか)ので揉め事にはなりませんでした。
夜間の監視も怠らない。#野良猫 #三毛猫 #夜行性 pic.twitter.com/wxsD9RsxOz
— ほちょこ (@e_hocho) June 27, 2022
小学生の頃にハムスターを飼育させてもらったことや、友達が飼っている動物を見せてもらったり(ハムスター以外だとやっぱりちょっと怖い)、小学校で飼育していたニワトリやウサギとの触れ合いを経て動物に対する苦手意識は克服されつつありました。さすがに中学生くらいになるとトラウマも薄まり、犬猫くらいは友達と放課後の通学路で触っていったり、猫の溜まり場を見つけてこっそり使い捨てカメラを持って行って帰りに撮影したりしていました。
というわけで野良猫の縄張りが今はどの程度なのかよくわかりませんが、私の住んでいる地域は昔から野良猫たちや外で気ままにお散歩している飼い猫がたくさんいます。飼い猫は家で飼育するのが当たり前になってきたようで今は明らかに飼い猫だろうという猫が外をウロウロすることはないと思いますが、可愛らしい首輪を付けた地域猫は隣町の住宅街でも見かけます。
主な登場猫
・三毛猫のみけさん(メス)
・茶トラでカギしっぽのとらさん(オス)
・サバトラのいけめんくん(多分オス)
・首輪を付けたハチワレの現場さん(不明)
そして私も年齢もあってか友達の赤ちゃんや動物に対する愛が止まらない。最近では野良猫が決まった時間に庭に顔を見せるようになったということもあって禁断の餌やり。これに関しては家庭内でも賛否両論になりまして、母が動物が苦手なことや経済的な面で猫を飼うのは無理、どうやら他のお宅でも餌や休憩できる場所を提供してもらっているかも、付近の駐車場でちょっとしたアイドルになっているかもしれないなどなどの懸念により勝手に捕獲するのもなんとなく忍びない。自然に保護できるまで人間に慣れたら不妊治療を受けさせるのがいちばんなのではないかという結論がいちばんしっくりきていますが、まず警戒心が高すぎる。捕獲機を使用して無理やりにでも獣医さんに診せるくらいの覚悟も必要かもしれませんが、できれば手荒な真似はしたくない。総じて人間のエゴだとわかってはいるつもりなのですが、いかんせん事務的になれない問題なので難しい。
以前、庭で堂々と休んでいたくせに遠くから猫の鳴き声が聞こえた瞬間に「にゃーん」と答えて2匹で消えてしまったことがあります。相手はシュッとした猫(おそらくいけめんくん)。まさに「ジジ、いくらいい人ができたからって食事の時間は守って欲しいわ、ちっとも片づきゃしない!」と勝手に裏切られた気分でした(魔女宅)。
ただあれが猫の逢瀬だとするとかなり心配。茶トラが庭に入ってきた際には立派な「にゃんたま」を刮目してしまったので少なくとも近くにオス猫が1匹いることはわかっています。しかもとらさんといけめんくんが毛が飛び散りまくるほどの超大喧嘩を繰り広げているところも偶然見てしまったので、もし縄張り争いかつ三角関係にでもなっていたらコトです。
たまに遠くから「あんたたちなんなのよ」という顔でみけさんを注視しているのが現場さん。どうやら放し飼い猫のようでたまに周辺を警備しているのですが、私がみけさんと庭で涼んでいると数十メートル先から監視していたりするのでなかなかのボス感。基本的に喧嘩はしませんが自宅の庭にひょっこり入ってきたりはします。
みけさんが我が家の庭に定期的に出入りして毛づくろいをしたり休憩したり、人間の気まぐれで餌をもらったりというルーティンが確立しつつあると同時にとらさんといけめんくんは姿を消しました。彼女の縄張りだという尊重なのか野良猫界のルールはよくわかりませんが、さすがに大量の置き餌や撒き餌をするひとは見たことがないのもあってか基本的に野良猫同士で群れていることはありません。
梅雨の頃は縁側で雨宿りをしながら毛繕いするくらい我が家の庭に慣れてくれましたが、夏至(6/21)の翌週には異例の梅雨明け(6/27)と猛暑によりあまり涼める場所もなく少々やつれてきているようです。もともと猫の先祖は砂漠で生き延びていたといいますから日本の夏のむしむしとした酷暑も心配ではありますが、冬の寒さの方が堪えるだろうと梅雨明け早々心配ではあります。
私と野良猫の関係に賛否両論あると思いますが、みけさんは根気よく向き合えば人間への警戒心を解いてくれそうなので、もし野良猫の成猫でも良ければ里親さんもしくは応援のカリカリ&ちゅーる募集しています(後者は嘘です)。
追記)
30℃以上が続く災害級酷暑になってからほぼ毎日のように来訪していた三毛猫は姿を見せる事が少なくなりました。もしかしたらどこかのお宅で涼ませてもらっているのかもしれません。なにはともあれ無事に生きていることの願うばかりです。
2022/7追記)
さすがの暑さにウンザリ顔のようにも見えましたが無事生きていました。現在進行形で定期的に巡回にきます。先日はお団子を食べていてふと振り返ったら恨めしそうな鋭い眼光でこちらを直視していたので逆に安心しました。
参考引用:
環境省 動物の愛護及び管理に関する法律に基づく犬と猫のマイクロチップ情報登録(https://reg.mc.env.go.jp/owner/top_user)2022.6.29
公益財団法人どうぶつ基金 トップページ > どうぶつ基金の活動 > さくらねこ無料不妊手術 > さくらねこ♥TNRとは (TNR先行型地域猫)(https://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/)2022.6.29
公益社団法人ACジャパン 2022年度支援キャンペーン:HELLO 地域猫!(https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_01.html)2022.7.9
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