無職が開業届を提出して個人事業主になりました

2020年10月1日 

こんな拙い個人サイトでも訪問してくれる誰かがいらっしゃるおかげで、雀の涙ではありますが(それでも本当に感謝です)いわゆる「広告収入」がデポジットされるようになりました。当ウェブサイトについてぶっちゃけると経費としてはサーバー代とドメイン代が発生していますが、マイナスは回収できるくらいにはなりました。例え少額でも自分だけの世界観で収入が発生した時の充実感は何物にも代えがたいです。ひとえに見知らぬ皆様のおかげでございます。

まれに(エゴサの結果)読者の方に「愛がある記事」「素敵な記事」「こんな記事を書きたい」と言っていただけていることがあります。お褒めの言葉を頂戴できるほど読み込んでいただけていることがまず嬉しいです。広告を貼らせていただいている身としては収入もひとつのバロメーターやモチベーションにはなってしまうのですが、やはり大勢の方に閲覧いただいてしかも「こんな愛に溢れた素晴らしい記事を私も書けるようになりたい」というニュアンスの賞賛をわざわざネット上に発信していただけるとガッツポーズが出るくらいに本当に嬉しいです。これはお金には代えられない、お金では太刀打ちできない報酬です。恐縮でございます。

私は性格上からして営業向きではないのでガチガチのアフィリエイトブログ(特定の商品を紹介して閲覧してくださる方に購入していただくタイプ)は合わないので今のところは気の向くまま自由に書かせていただいているのですが、ご覧いただくとおわかりの通り広告がペタペタと貼ってあります。

不快に思われる方もいらっしゃるでしょうし、逆に興味を持っていただける方もいらっしゃると思いますが「広告収入でウハウハだぜ!」などという生意気な青写真は描かずブログ全体をちょっと色的に華やかにするためのパーツ的な感じで導入していました。貼る写真がなかったり参考資料がなかったりするとどうしても文字だけの簡素な見た目になってしまうのが個人的に悩ましかったので広告はパーツとして考えると超優秀でした。今でも「ここに広告を入れたら企業サイトっぽくてかっこいいかな」みたいな感じで配置しているので、SEO(Search Engine Optimization)に詳しい方が見たら「なんじゃこりゃ!」と思うかもしれませんがひとまず。

* * *

それに伴い、これまで社会的な肩書きとしては「無職」としか言いようがなかった(もしくは求職中、病気療養中など)私でしたが、一念発起して「開業届」を提出し税制上の立場だけでも変えようと決めました。これに関しては特別な控除を受けたいだとか経費を計上して赤字繰越にしたいだとかいった具体的な目的はなく、ただひたすらに「無職をやめたい」という気持ちでした。だったら普通にバイトなりパートなりしたらいいのではという至極真っ当なご意見は全身に穴が空きそうなくらいにブッ刺さりますが、このご時世と一身上の都合という事でご理解ください。加えて自分は「個人事業主」なんだという自覚が生まれることで、他に何もしないでブログの更新だけしているという罪悪感を払拭し、より良いものを提供できるようにという向上心が高まるのではないかと思いました。もちろん評価するのは私でも税務署でもなく訪問してくださる閲覧者の方々です。

ここではもし私と似たようなことを漠然とでも頭に浮かべている方がいらっしゃったらと考え、提出までの流れなどを書き残しておこうと思いました。

開業届を書く

国税庁 [手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続

www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

上記ページにPDF形式の「個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)」のリンクがあります。わざわざ印刷して手書きしなくともPDFファイルに直接打ち込めるようになっていますし、提出用の方を記載すれば控用にも自動的に反映されるのでとても楽です。「書き方」のPDFファイルもあるのでもよく目を通しておきます。

以下、令和2年度の私の場合(収入はほぼなし

_税務署長
⇒管轄の税務署の地名を記入。わからない場合は下記を参照してみてください。

国税庁 税務署の所在地などを知りたい方

www.nta.go.jp/about/organization/access/map.htm

_年_月_日提出
⇒提出日を記入。

納税地
⇒住所地と居住地のボタンにチェックして現住所等を記入(別途事業所等があるひとはすぐ下の「上記以外の住所地・事業所等」に記入)。

氏名、生年月日、個人番号
⇒個人番号(12桁)は通知カードやマイナンバーカードなどで確認しましょう。

職業(必須)
⇒かなり悩みましたがググりまくって頭を捻った結果「文筆業」としました。

屋号(任意)
⇒氏名とは別に使用できる社名のようなものです。ビジネス用口座としての銀行口座名にも使用できますが、考えるのが面倒だったのと特に必要ないと思ったので私は空欄にしました。

届け出の区分
⇒「開業」のボタンにチェック。事業の引継ぎを受けたわけではないので住所欄等は空欄。その下の事務所・事業所の「新設」ボタンにもチェック。

所得の種類
⇒「事業(農業)所得」ボタンにチェック。

開業・廃業等日
⇒任意だそうですが「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。」とのことで提出時期が定められているので計算しましょう。

開業・廃業に伴う届出書の提出の有無
⇒「青色申告承認申請書」、消費税に関する「課税事業者選択届出書」ともに「無」ボタンにチェック。白色か青色かに関しては窓口で相談したところ(私の場合は)どちらでも良いそうです。販売者ではないので消費税は関係ありません。

事業の概要
⇒具体的にとあったので「ウェブサイトの制作および運営のための執筆」としました。問題がないかガクブルしましたが今のところ粗を突かれたり何らかのお咎めはありません。

従業員や給与支払いなどはもちろんありませんので以下の項目は全て空欄です。関与税理士もいません。

開業届を提出する

提出の方法は管轄の税務署に赴いて直接提出するか郵送するかの二択です。

1.直接提出する場合

私はこの方法で提出しました。税務署とひとくくりに言っても窓口がたくさんあるので、わからない時は受付のひとや守衛さんに聞けば教えてもらえます。基本は確定申告などで利用する窓口かと思います。ちなみにコロナ禍の影響で4月以降の確定申告に関しては予約制になっていました。

番号確認書類と身元確認書類の写しが必要なようだったのですが、自分ではコピーせず通知カードとパスポートを持っていきました。加えて印鑑と訂正印も持参してこれならフル装備だ!と窓口に近づくにつれて謎の自信に満ちていきました。

発券機で番号札を取って待つこと数分。要領の悪い私は約1ヶ月近く悩んだり準備したりして満を辞しての提出だったので、正直緊張していました。おそるおそる「この書類はこちらで大丈夫でしょうか…」とクリアファイルから取り出したところ…。

(書類を確認して)…あ、はい開業届…。はい…。それでは…(別の書類とペンを出して)こちらに住所と名前お願いします。

はい…。(よく理解せず言われたまま書く)お願いします…。

はい。(いろいろ書類を整理しながら開業届の控に受付印を押す)はい。結構です。

(あれ、もう終わり…?)ありがとうございます…。

数分で終わりました。

何せ初めてのことだったので何かしらの指摘や注意などあるかなーと思っていたのですがびっくりするくらいすぐ終わりました。あまりにあっさり終わったので他にも何か言われるのではないかと期待して窓口でカバンを整理する振りをしてちょっとだけ待ってみましたが何もありませんでした。めちゃくちゃ言い方としては悪いですが税務署側からしたら「開業しようが何しようがお前の勝手だろがい(でも申告はちゃんとしてネ)」くらいにスーパードライ。

被害妄想が爆発した時は「(は、あなた収入もないのに開業するんですか??)」みたいなリアクションがあるのかとすら思っていたので良い意味で肩透かし食らいました。提示する必要があると記載されていた書類(本人確認書類等)もそんなにガチガチに確認しなかった記憶があります。

私は青色申告にするほど複雑な収支がないので青色申告の申請はしませんでしたが、どうやらこれに関しても任意とのこと。白でも青でもどっちでもどうぞ的な感じでした。途中で切り替えも可能だそうです。そもそも職業欄が「文筆業」なのでその時点で数多の書類を捌いてきた税務職員ならいろいろ察しているかもしれません。ただ、確定申告に関してはきちんとしないといけません。

2.郵送する場合

郵送の場合は提出用と控用と本人確認書類(「マイナンバーカード」もしくは「番号確認書類+身元確認書類」)の写しを「本人確認書類(写)添付台紙」に貼って、控えの返送が欲しい場合は返信用封筒を付けるのが一般的のようですが管轄の税務署に確認してみるのも良いかもしれません。

国税庁 番号制度に係る税務署への申請書等の提出に当たってのお願い

www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/zeimusho_shinseisho.htm

その他留意すべき点

今後、被雇用者となって給与での収入が発生するなどした場合には確定申告の際に事業所得と給与所得をきちんと分けて申告する必要があります。逆に副業としたい場合には雑所得として申告するケースもありますので、開業届の可否はご自身の生活設計やスタイルと照らし合わせて判断すると良いかもしれません。
また、開業後にやはり個人事業主を辞めたいとなったら開業届と同じフォーマットを使用して廃業届とするので然程面倒はありません。

当日までは結構緊張していたのですが、終わってみるとかなり気が抜けました。いろいろ思い出したり発覚したりしたらまた追記します。

余談

原因などは言わずもがな、今年度に入ってから特に労働環境や労働市場は過酷な状況を極めております。私も以前から非正規雇用を転々としたり退職勧奨を受けて正社員を辞職したり再就職が全くうまくいかなかったりと苦い経験があるので、雇用情勢におけるさまざまな報道を見ると対象になった方の心中を勝手に察しては胸が詰まる思いです。

私が本格的に個人でウェブサイトを立ち上げようと思ったきっかけのひとつは、以前から転々としていた職場の仕事の中でいわゆる報連相で資料や要点をまとめなければいけなかったり歓送迎の際にちょっとしたお手紙を書いたりした時に「文を書くのが上手いね」とか「まとめるのがうまい」「わかりやすい」とお褒めの言葉を何度かいただいたのが後押しになりました。おかげさまで当サイトもそれなりに成長してくれているので当時の職場の方々にも感謝です。

労働は国民の義務かもしれませんが選択は権利です。企業と雇用契約を結び通勤するのだけが労働ではありません。税金も納められない程度の収入でも労働の対価で得た収入は立派な収入です。もし何かにつまずいて苦しいと思ったら少しだけライフプランに対する視点をずらしてみるのも悪くないものです。もはや仕事は言わずとも降ってくるものではなく無心で生み出すものだと思ってやるのもそれなりに楽しいです。

とはいえ、生活を考えると結局何かしらの形で仕事はいただかないといけないので結局偉そうなことは何ひとつ言える立場ではないのですが、結論としてはこんな私でもなんとかやっているので気楽に頑張りましょうということでした。

余計な長文駄文失礼しました。

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