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TVアニメ『おねがいマイメロディ』から生まれたクロミちゃんサンリオキャラクター大賞3位の快挙

2023年7月9日 

今年(2023年)も『サンリオキャラクター大賞』の結果が発表されました。初期は、ここからここまでがサンリオの著作物というような認知のために始まった投票イベントだったそうですが、今現在では順位の結果によって露骨なまでにキャラクターの立ち位置が変わるというなかなか過酷なイベントにもなっております。

6月末の棚卸を契機に小売店の雑貨や日用品が上位キャラクターに塗り替えられていたように感じたのは気のせいでしょうか。というか棚卸って面倒くさいですね。私も経験があるので思うのですが、店頭在庫だけでなく裏に転がっている段ボールのストックも数えないといけないですし、経理側では仕入繰越ほにゃらら(←もう覚えてすらいない)のこともあるので私は月末月初のコレは苦手です。すみません、余計なことでした。

後にも先にも幼少の頃から元気をくれたハローキティさんを私の最推キャラとさせていただきたいと思っておりますが、キティちゃん45周年の際には堂々の第1位を奪還したとはいうものの、シナモロールやポムポムプリンの圧倒的人気に押され気味です。今年の総合順位(他に海外順位やパートナー部門なども)がこちら。

第1位 シナモロール←(4,376,064票)
第2位 ポムポムプリン←(3,695,478票)
第3位 クロミ←(3,566,050票)
第4位 ポチャッコ←(3,200,540票)
第5位 ハローキティ↑(2,496,850票)
第6位 マイメロディ↓(2,264,895票)

それにしてもシナモロールが強すぎる。以前にピューロランドでシナモロールとジュエルペット(今回は32位)のステージショー※1を観たことがあるのですが、私の脳内では勝手に駆け出しのキャラみたいな位置づけだった記憶があります。調べてみたら当時からかなりの人気キャラでした。

1)正式名称は『ジュエルペットとシナモンのみらいレボリューション』で、2010年にDVD化されているので10年以上前の作品。この時は"シナモン"呼びだったようです。私の中ではシュガーバニーズ(今回は33位)とごっちゃになっている頃でした。

サンリオ,ピューロランド
当時撮影タイムに激写したものを発掘

思い起こせばポチャッコは私が小学生くらいの頃からサンリオギフトゲートの売り場を占拠していて、購入時にもらえたおまけにもよく登場していました。

私の父が存命の頃にゲーセンで獲得してきたハンギョドン(ぬいぐるみ)はマイメロに次いで7位、私が高校生になっても使用していたバッドばつ丸(財布←バカにされても使い続けました)は10位でした。物を落とさないようになって初の割れるタイプのコップ(湯呑み)として母に買い与えられたマロンクリームは26位と健闘、社会人になってから刺さったキティちゃんの飼い猫チャーミーキティは30位、かわいい双子の妹であるハローミミィは31位でした。

キティちゃん(CV:林原めぐみ)とミミィちゃん(CV:冨永みーな)のアニメが好きでした&好きです。キャラクターとの思い出を絡めだすとキリがないので頑張って我慢しますが、サンリオキャラクターを避けて育つことはもはや許されない世代なので思い出も多いのです。

こんにちは、みなさん
わたしといっしょにあそびましょうね。

父親が買ってきた富士通のパソコンに「サンリオタイニーパーク」という知育系ゲーム(エデュテインメント:edutainment)がデフォルトで入っていたのでめっちゃ遊んでました。ダイヤルアップの時代なのでネットに繋がなくてよい上に超高クオリティというのも当時はこども心に画期的でした。

ここで気になるのが古参のポチャッコの奮闘もそうなのですが、クロミ様の人気振り。ここ数年ずっと上位に食い込んでいますが、そもそもクロミってなに??というひともいるだろうと思い余計なお世話で解説します。

クロミはテレビアニメ『おねがいマイメロディ』(2005年)で初登場したマイメロディの幼馴染です。好評を博したのかその後「くるくるシャッフル」などの続編も放送されました。マイメロのマイペースで超女の子な性格とは真逆で姉御肌なタイプの女の子です。マイメロディ(CV:佐久間レイ)とクロミ(CV:竹内順子)という豪華な配役も相まって既に社会人でしたがリアタイで観ていました。グッズにはあまり出てきませんが相棒は語尾に「ぞな」を付けるのが特徴のバクくん。諸般の事情によりマリーランドからやってきた2人は人間界ではマイメロは歌ちゃんのお家に居候、クロミは柊先輩と悪だくみしています。マイメロは魔法を使う時にメロディタクトを振り「おねがい」と言いますが、クロミはメロディキーを使い「開け夢の扉」と言って誰かの夢を悪夢に変えようとします。

アニメ版で人気が高かったのがマイメロのママだったりしますが、グッズを発表したところ炎上してしまったという悲しい過去もあります。

当時衝撃的だったのがオープニング曲。銀魂の定春やお通ちゃんでも有名な高橋美佳子さんの可愛らしい歌声に超ファンシー&ラブが詰まった究極の乙女ソングです。

スキスキスー フワフワフー
こんなキモチ メロメロディ
夢だけど 夢じゃない
お願いね マイメロディ

オトナじゃない
オトメです。
泣いたりだってしちゃいます
女の子って魔法で
作られたの

> 女の子って魔法でつくられたの

ひゃだ、私って魔法でつくられてたの!?と再確認することができました。

何も私のようなおばさんや生物学的に男の子であるひとがマイメロとクロミを推してはいけない理由も「魔法でつくられた」ことを否定される理由もありませんので、女の子は誰でも!!!というウェルカムな包容力もまたサンリオならではな気がしております。昨今の多様性やLGBTQなどの影響を過剰に考慮せず(←ある意味称賛)「女の子」の光と闇を追究し続けるマイメロとクロミのペアは今の時代なかなか貴重なキャラクターなのではないかと個人的に高く評価しております。ミッキー&ミニーも性別の枠を超えていませんし、さすがにキャラクターという架空の存在に性自認を問い出すともうわけがわからないよ状態になってくるのでここでは考えるのをやめます。

投票システムとしても今もなお「いちご新聞」が代表的ですが、私も未就学児の頃に近所のスーパーで母親の食料品の買い出しのついでにねだって買ってもらっていました。と思ったらよくよく調べてみると「あそびの国」(1995年に廃刊した模様)の方でした。おそらく毎号アンパンマンが掲載されていたので幼児にはそちらの方が刺さったのかもしれません。1975年創刊の伝統あるサンリオの雑誌で、サンリオキャラクター大賞発祥の地であり軸となる媒体です。年々盛り上がりを見せ、今では毎年盛大に発表イベントが開催されるほどのおばけコンテンツになりました。昨今の推し文化を積極的に牽引してきたと言っても過言ではないでしょう。

私が小さい頃におそらく全盛だったサンリオ風ネームプレートも、当時は自分の持ち物にぶらさげるためだったりガラス窓に貼って遊んだりするのが主流でしたが、今では推しの名前を入れて推しグッズにするのが主流なようですね。まさか園児や児童向けのおなまえグッズが推し文化の拡大を促進する必須アイテムになるとは当時は思いもしませんでした。

ちなみにいちご新聞のいちごの王様は毎月メッセージを書いてくれていますが、その正体はサンリオ創業者の辻信太郎さん。そのためいちごの王様というファンタジーな存在とは裏腹に、戦争の経験や戦後の貧しいながらも人情に溢れた頃の思い出、そしてこれからの世界の未来を担ういちごメイトたちへの温かい言葉など慈愛に満ち溢れております。

もはやクロミちゃんとは関係ないかもしれませんが、いちごの王様のありがたいメッセージを一部抜粋させていただきます。

 今年も王さまのお家のお庭では、夏に収穫する野菜を育てています。夏野菜はぐんぐん成長するから育てやすく、楽しいのです。4月に「何を植えようかな?」と考えて、今年はキュウリ、ナス、トマトを植えました。
―2023/05/10 いちご新聞6月号|いちごの王さまからのメッセージ

 思い起こせば王さまも昔、大学に進学する王さまと、戦争に行くことを決めて予科練に入隊することにした幼なじみの友との別れがこの時期でした。
 もう会えなくなってしまうかもしれない寂しさと自分たちの未来への不安が押し寄せて、涙が止まらなかったことを今も鮮明に覚えています。王さまが学生だった頃は、そういう時代だったのです。
―2023/02/10 いちご新聞3月号|いちごの王さまからのメッセージ

 毎年、王さまにとっての秋は、大親友のお誕生日プレゼントを考えることから始まります。幼稚園の頃から90年来の大親友のお誕生日が9月16日で、彼へのお誕生日プレゼントのことを考え始めると、今年も秋がやってくることを実感するのです。(中略)
 子どもの頃からの自分を知ってくれていて、今も仲が良い友だちは心の支えであり、とっても大切な存在です。その大親友のお誕生日に今年もプレゼントを選びました。気に入ってくれるといいな、と思いながら…。
―2022/09/10 いちご新聞10月号|いちごの王さまからのメッセージ

“人と人とが殺し合うなんて、絶対に間違っている。なのに「戦争だから仕方がない」で済ませるなんて、なんて恐ろしいことだろう”と王さまは思いました。そして、この経験から、王さまは、「戦争はあってはならないことだ。お互いに争わずに仲良く助け合っていくことが本当に大切なことなんだ」と真剣に考えるようになり、みんなが仲良くなるための会社を作りました。それがサンリオです。
―いちごの王さまからのメッセージ 8月のメッセージ(2022/07/10)

王さまはいちごメイトのみなさんにいつも言っていますよね。
「相手の立場になって考えよう」って。
もし、何かのことで意見が食い違った時は、自分の考えをきちんと話して、お互いに相手の考えをよく聞いて理解し合おうとすることが、とてもとても大切です。
その時に1番必要なのは、自分の意見を通そうとするのではなく、相手を理解しようという気持ちです。
―いちごの王さまからのメッセージ 5月のメッセージ(2022/04/10)

バックナンバーがあるので是非読んでみてください。いちごの王様のメッセージは「みんななかよく、おもいやり」のやさしさに満ち溢れている反面で、戦争経験者として読み手も胃の奥の方をぐっと掴まれるようなほどに当時の状況が鮮明に思い起こされる体験談や強い思いが記されています。

@saionzinavi 俺のペックル #サンリオ #サンリオキャラクター大賞 #サンリオピューロランド ♬ オリジナル楽曲 - 西園路ナビ
@saionzinavi あひるのペックル 16位 #サンリオキャラクター大賞 ♬ オリジナル楽曲 - 西園路ナビ

SNSなどを通して見ても男性からも大変人気があるサンリオのコンテンツ。私も物心ついた頃から何かしら持っていて、小学生の頃は友達の誕生日が近くなると他の友達と一緒に近所のサンリオショップに行ってプレゼントを選んでいたものです。店員さんも女子児童が店内をウロウロしていても温かい目??で見守ってくれていました。正直そんなに繁盛していなかったという悲しい事実もありましたが(ちなみに今現在はとっくに閉店)クソ生意気なガッキでもよくおもてなししてもらっていたなぁと感謝です。

今回はクロミちゃんのことを書きたかったのに、結局サンリオの原点に立ち返ってみよう的な落としどころとなってしまいましたが、いちごの王様の偉大さを再確認できるという私にとって素晴らしい機会になりました。物の豊かさにおぼれて誰かといがみ合ったり喧嘩したりすることなく、みんななかよく思いやりと心の豊かさを胸にみんなで共に生きていきたいものですね。

サンリオ,ピューロランド
なかよくしよう。

参考引用:
テレビ大阪 おねがいマイメロディ(https://www.tv-osaka.co.jp/mymelo/)2023.7.9

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