2023年も「Spotifyまとめ」とともに音楽で1年を振り返るものとする
YouTubeの埋め込みが多いのでギガ注意です
この手のいちゃもん??は毎年言っている気がしますが、早いものでもう2023年も終わり。だいたい12月頭になると音楽定額配信サービス『Spotify』が「あなたのSpotifyまとめ2023」として今年にアプリを通じて聴取した音楽の傾向をまとめてくれるのですが、やはり音楽はその年の精神状態というか内面的なものを映し出してくれる気がして1年を振り返ることに長けた文化のひとつであります。
特に闇堕ちしている時期なんかが可視化されやすいですが、私は今年はなんとか乗り切ったようです。
今年はYouTubeが自動で作成してくれたミックスリストで音楽を流し続けることも多かったので統計としてはちょっと偏っているかもしれませんが、スピッツは最新アルバム「ひみつスタジオ」もリリースされライブツアーも始まったのでSpotifyにもお世話になりました。CDも買いました。データ制に便利さを感じてくると物理的に場所を取るCDやBDを買う機会は正直減ってきてはいます。
今年も"Spotify"がまとめてくれました
毎年12月頭くらいになると年間の聴取の統計を取ってストーリーを作成してくれるSpotifyですが、今年は以下のようになりました。
King Gnuのアルバム「CEREMONY」が出た2020年頃にはトップアーティストがKing Gnuになっていましたが、今年は青春時代からお世話になっているスピッツが堂々のマイベストアーティストになりまして、本当にこのエモーショナルな思いをどう表現したら良いものか。
基本的に邦楽、特にアニメの主題歌になっている方ポップや邦ロックが中心で「J-VGM」とはなんぞやと思って調べたらゲームミュージック(ビデオゲームミュージック)でした。
美しい鰭/スピッツ
今年はスピッツのライブ(@Kアリーナ横浜)にも行きましたが、マサムネ先生の「コナンくんに延命してもらって…」といったニュアンスのMCによりスピッツの謙虚さが爆発していて"実るほど頭を垂れる稲穂かな"を体現した姿に心が洗われました。
マツケンサンバⅡ/松平健
ご本人も戸惑う程にマツケンサンバとのコラボカフェがバズっていた影響もあって聴いていたようです(自分ではヘビロテしていた自覚があまりない)。私はニコニコ動画のMADあたりをリアルタイムで観ていたBBA世代ですが、この頃の「人類滅亡シリーズ」(動画の元ネタはNスペの特集)とその亜種の「人類復活シリーズ」が好きで定期的に巡回しています。まさか公開日が2007年ということで動揺を隠せませんが、最近だと初代プレステや64が私の世代のファミコンやゲームボーイみたいな扱いにまで世代交代しているようなので着実に年老いていることを受け入れないといけませんね。
こうした中、イチローによって一時は死の星となった地球を松平健と腰元ダンサーズがマツケンサンバで蘇らせる動画が作られると注目を集め、数は少ないが同様の動画もいくつか作られている。
恒例のパルコのグランバザールがとうとうマツケンサンバに侵食されており非常に豪華で景気が良さそうに見えますね。というかかなりブッ飛んでいるので宣伝の類は一見の価値ありです。
【推しの子】
やっぱり今年もアニメ主題歌が強かったです。【推しの子】もどちらかというと主題歌の方が先に入ってきて、アニメを観て、原作も追う…のような流れで見事にハマりました。鬱展開が多いのでメンタルが比較的そっち耐性がある時にガーッと見たり読んだりします。
アイドル/YOASOBI
OPは原作の赤坂アカ先生が書き下ろした小説『45510』を元に歌詞が書かれていますが、曲自体がひとり疾走してトップに躍り出た印象がかなり強いです。
メフィスト/女王蜂
女王蜂は実はEDで聴くまで知らなかったのですが、後になってアニメーション映画『犬王』(2021/湯浅政明監督)で主演だったのがアヴちゃんと気付いて驚きました。本当に多才な方です。
呪術廻戦
昔はノンクレジット版のOP/EDはソフト版の特典に多かったように思いますが、今では公式がすぐYouTube上にあげてくれる時代になりました。涼宮ハルヒの憂鬱のダンスEDがノンクレジットで出ていたのを目にした時は当時は画期的に感じていたように思います。
青のすみか/キタニタツヤ
呪術廻戦の第2期(懐玉・玉折)はリアタイ時のイベントやタイアップはなぜかスルーしてしまっていたのに渋谷事変が始まる頃にめちゃくちゃ観ました。
燈/崎山蒼志
OPEDも結構聴き込んでカラオケで歌ってみたところ全然歌えませんでした。さらっと歌っているように聴こえていましたが音程のジェットコースターがすごくて普通に難易度高いです。というか今の歌は全体的に歌うのが難しいです。過去の歌が簡単という意味でなくて確実にボカロやDTMの影響だと思います。
SPECIALZ/King Gnu
さて10月にKingGnuをよく聴きましたねと指摘されましたが、おそらくというか確実に呪術廻戦の第2期(懐玉・玉折/渋谷事変)の影響です。OPEDだけでなくサントラも流していたので音楽を担当されている照井順政さんがランクインしました。サントラでは特に「With Rage」が好きで(印象的なのは渋谷事変で新田ちゃんが重面に追い詰められるシーン)作品というのはキャラクターや俳優さんの演技が主眼になりがちですが全ての要素のうちひとつが欠けてはならないプロの仕事の集合体なのだなぁとつくづく実感しました。
more than words/羊文学
アニメのOP/EDで実写を混ぜるスタイルはシティーハンター2の「STILL LOVE HER (失われた風景)」(1988年頃)で私は初めて観ました。当時はほぼ幼児でしたが普通に映像がめちゃくちゃおしゃれでかっこいいのと、新宿の街並みは親に連れられて実際に見たり歩いたりはしていて身近な風景だったということもあり、その街に自分が大好きなキャラクターが本当に暮らしているかのようなわくわく感(当時の語彙力での感想)が強かったです。
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) December 28, 2023
TVアニメ『#呪術廻戦』
続編「#死滅回游」制作決定!!
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史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ
呪術を与えられた者達の殺し合いを描く
「死滅回游」の制作が決定!!
▼YouTubehttps://t.co/z7ti8w3YoE#JujutsuKaisen pic.twitter.com/1FN7vtsvKw
死滅回游の制作が決定!!髙羽の活躍が楽しみです!!
紅白初出場
唱/Ado
終了したイベントなので公式の詳細は消えているようですが、ニュースリリースに残っていたので参照するとUSJのハロウィンイベントでAdoコラボがあり、ダンス(#ゾンビデダンス)がSNSを中心にバズりまくりました。
@usj_official #USJ唱ダンスチャレンジ #USJ #唱 #Ado #USJハロウィーン #反転バージョン ♬ Show - USJ Zombie de Dance Ver. - Ado
さらに歌い手「Ado」と初コラボレーションする新「ゾンビ・デ・ダンス」で超熱狂する「ハロウィーン・ホラー・ナイト」(開催期間:9月8日(金)~11月5日(日)※2)が登場。
ちゅ、多様性。/あの
こちらもSNSで#ゲロチューダンスとして人気を博している曲ですが、元はアニメ『チェンソーマン』のED主題歌が発でした。なぜゲロチュー(Get on chu!)なのかは「エピソード.07 キスの味」を是非観てください。原作では既に第二部が進んでいますが、先日の発表で第1部のレゼ篇が映画化ということで楽しみです。
進撃Finalに呪術3期に劇場版チェンソーにMAPPA(アニメーション制作会社)さんは凄すぎますね。放送や小売業界の職場でアニメ関連の仕事の苦労について触れたことはありますが、アニメーション制作会社の実態については身近な意見がないので詳しくは理解していませんが、絶対ウェイトはやヴぁいと思います。日本経済を回しまくっていることも加味してアニメ業界の給料はもっとアップ&適正に設定されるべきだと考えております(熱弁)。
個人的TikTok発バズ
周囲では世代的なこととセキュリティ的な懸念により観ているひとがいなくて寂しいのですが、今年はTikTokは毎日なんだかんだで見ていました。InstagramのリールやYouTubeのショートも見るのですが、結局TikTokからの転載だったり同じ内容だったりするので今のところはショート動画はTikTokで見ています。そうなると必然的に動画に使用されているBGMが耳に入ってきて、それが毎日だと「これ好きだなぁ」という曲がちょこちょこ発掘できてそういったことも刺激になります。
貴方の恋人になりたい/チョーキューメイ
その中でフルで聴くようになったのがこちら。チョーキューメイは2020年結成の4人組バンドで、最近連呼していてそろそろ恥ずかしいのですが非常に"えもい"感じの曲で好きです。
それゆけワンダーランド/騒音のない世界
厳密には2023年発というわけではないのですが、TikTokでよく聴くBGMだったので元をたどっていったら3年前からYouTubeにも上がっていたフリー素材の曲でした。SNS上のコメント欄でも言及されているのを見かけますが、これほどのクオリティで著作権フリー⁉という神曲揃いです。
SoundCloudから無料でダウンロードできる当サイトの楽曲に関しては、以下の利用規約を遵守する限り、無料で音楽素材としてお使い頂けます。
YouTubeでMVを流していることが多かったのでSpotifyにはランクインしませんでしたが、今年は『Vaundy』の曲もよく聴きました。2023年末現在で23歳という事実に普通に衝撃を受けています。
そろそろ世代的に平成の曲が懐メロ扱いになってきていて少々複雑な気持ちでいますが、がっつり若いひとの新しい曲も勝手に喰わず嫌いせずにたくさん聴くべきだなーと思っています。いろいろな価値観を越えていける貴重な文化のひとつだと感じるのでリスナーとしても気を引き締めて新しい年を迎えたいと存じます。
参考引用:
ニコニコ大百科 トップページ > 人類復活シリーズ
(https://dic.nicovideo.jp/a/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA)2023.12.29
合同会社ユー・エス・ジェイ ニュース > 2023.07.06
(https://www.usj.co.jp/company/news/2023/0706.html)2023.12.29
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