【体験談】齢XX年にしてはじめての大腸内視鏡検査および大腸洗浄に悶絶してしまうが良性ポリープ1個でひと安心
先日、はじめての便潜血検査からの腸管洗浄剤からの大腸内視鏡検査を受けました。胃カメラ(胃内視鏡検査)はむかーしに受けたことがありますが、あまりの血圧の高さに鎮静剤を打たれたために全く記憶がありません。ちなみに問題ありませんでした。
さて、年齢も年齢なのでそろそろ健康診断やがん検診に対する圧が強くてつらいです。しかし生物である以上抗えないので本当は小児科の前でギャン泣きしているおこさまのようにぴえ~んと思っていますが心の中で泣いています。今回は自治体からがん検診の案内が送付されたのでそちらを利用させていただきました。
はじめての検便(便潜血検査)
小学生の頃から学校で検尿はあったため&油断するとすぐ膀胱炎になるので採尿にはもちろん抵抗はありません。何せ水分を採って採尿用のカップにしーすればいいので楽です。しかしながら検便は生まれてこのかた1度も自発的もしくは医師に促されることもなく、飲食店等で働いたこともなく衛生上義務付けられたこともなかったため実施した経験がありませんでした。常に便秘がちもしくは過敏性腸症候群の傾向がある私は胃腸に自信がなく、胃の検査は受けたことがありますが大腸の検査は受けたことがありませんでした。
己との闘い①検便編
まずは便検査のやり方がわからず、区から送付された検便キットおよび説明書とにらめっこ。私にとっていちばんの問題は、1回目はまあまあいいとして2回目を1回目の【翌々日】までには採取しないといけないということ。かつ時間経過とともに検体も使えなくなってくるそうなので2回目の検体ができたら早急に自治体の窓口に提出しないといけないというRTA(Real Time Attack)です。
慣れていないため段取りも悪くもたもた。しかも後になってから「やり方を間違えたのではないか」と手順を思い返し不安が募ります。2回目は期日までになんとかしましたが明らかに検体にふさわしい量ではない。もはや検査できませんでしたというお知らせになっても仕方がないと半ば諦めの境地でした。便秘すぎる自分が腹立たしい。ずっと検便と向き合っていたせいで普通に気持ち悪くなり体調を崩しました。本末転倒とはまさにこのこと。
陽性反応につき要精密検査
約2週間が経ちそろそろ結果も気になってきました。郵便受けを見てみるとちょうど区から封筒が届いていたのですが妙に分厚い。これはあかんと思い速やかに開封したところ「医療機関にて精密検査をご受診ください」の一文にあーあとがっくりきました。切れ痔は体感しているので(肛門科にはかかっていないのでこちらも要検討)痔の出血が反応してしまったのではないか…と淡い期待??も乗せましたが自分の身体のこととはいえさすがに大腸の中まではわからない。ということで不安に駆られて即行動に移りました。強く推奨はするものの強制力はないのと内視鏡検査に区の補助金は下りないので自腹(通常の3割負担)であることを強調したお知らせも同封されていました。
はじめての大腸内視鏡検査
さて、ちょうどメディアで取り上げられていたこともあって近所の専門医に即予約しました。場所によってはすぐに予約が取れないところもあったので、ひとまずすぐにかかれそうなところにネット予約しました。新しめの診療所は電話ではなくネット予約が基本になっているのも時代の流れだなぁと感じております。
予約は取れたもののまずは大腸検査の事前検査ということで問診と大腸洗浄に関する説明を受けねばなりません。そこから最短で3日間程度で内視鏡検査が受けられます。
己との闘い②大腸洗浄編
私の場合は便秘がひどいので通常3時間前に始めるところを6時間前に調整され、朝の9時から大腸洗浄が始まりました。
巷で話題の水2リットルですが、私の場合はサルプレップという腸管洗浄剤が処方され飲み方に細かい指示がありました。受付時に提出してしまったのと事前に写真を撮るなどの余裕もなかったため記憶が曖昧ですが下記のようなチェック表とのにらめっことトイレの往復になります。
| 時間 | 飲料 | 容量 | 排便 |
|---|---|---|---|
| 9:00 | サルプレップ | 200ml | |
| 9:10 | 水かお茶 | 200ml | |
| 9:20 | 水かお茶 | 200ml | ○ |
これで1セット×3~6
サルプレップのお味について。飲みにくくなるので冷やしておくようにと指示がありましたが、率直な感想は飲むにはきつい。ひと口目はスポーツドリンクのような風味で「意外といけるかも」と思ったのですが飲み進めていくうちに「スポーツドリンクを粉末から作る際にかなり濃い目にしてしまった上に塩まで追加してしまった」ような塩味というより苦味を強く感じるようになり早い段階でギブ。酸っぱい感覚もあり独特な薬品の匂いにも敏感になってしまい経験者が相次いで口にする検査前の2Lがきついというのはこういうことか…というのが非常に身に沁みました。飲みにくさによる吐き気等の身体的な反応はなかったのですが、おいしくないものを時間制限付きで摂取し続けなければならないというプレッシャーで精神的に追い込まれました。もはや修行。
残念ながらタイムオーバーにつき診療所に電話して確認したところ「指示通り便が透明になるまで飲み切って」とのこと。しかしながら家を出る時間になっても完全に透明にはならず、こんなに頑張ったのに再診になるかも…と少々落ち込みながら移動しました。
ちなみに移動中ももよおすことを考慮して生理用のナプキンを付けて行きましたが英断でした。男性でお腹がゆるいのが心配な方はおすすめしますが経血用のパッドにより便の吸水性はないのであくまで選択肢のひとつです。
己との闘い③大腸内視鏡検査
ひょろひょろになりながらも診療所に到着。まずは受付で大腸洗浄のメモを渡して待機。呼ばれたら「お尻の部分だけ穴が空いている不織布っぽい短パン」に穿き替えるよう指示されるので試着室程度のスペースのロッカールームで下半身だけお恥ずかしい感じになります。穴といってもスリットなので他のひとにお尻が丸見えというわけではありません。軽装だったのもあって上のシャツはそのままでも大丈夫でした。
着替え終わったら次は点滴です。昨日の21時から絶食かつ大腸洗浄で身も心もボロボロなので生理食塩水でささやかに復活させます。私としてはこの段階で鎮静剤を入れてもらえると思っていたので看護師さんに確認したところ後で点滴の横ちょの管から入れますとのこと。いわゆるリカバリールームのストレッチャーで横になったまま数十分ほど待ちの時間となりました。もちろん院内のミュージックはオルゴールです。
画像はイメージです
これからはじめてというひとには酷な感想なのですが私の場合は「めちゃくちゃ痛かった」です。経験したことはありませんがまるでお産のような体勢で呼吸で顔面に苦痛を浮かべるので看護師さんが「鎮静剤追加しますよー!」「ゆっくり深呼吸してくだーい!」となんとか落ち着かせようとするのですが全く効果がなく、痛みで上体が浮き上がってしまうので両肩を押さえられました。ポリープの切除(手術)があったそうですが、それの痛みはない…というか大腸への圧迫感が凄まじく違和感など感じる余裕もありませんでした。
胃カメラを受けた時は完全に鎮静剤(静脈麻酔??)が効いていたため全く意識がなかったのですが、今回は意識がばりばりある状態だったためエイリアンに腹をぶち破られるが如くの痛みを体験したのではないかと回顧しますが、これは私が特殊なパターンだったためです。あとはこれについて誰かに話すと「その先生下手なんじゃない?」「次は別のとこにしなさい」とのこと。カルテがあるので同じ診療所の方が楽ではありますが私も空間ごとトラウマになっているので次回は別の診療所にすると思います。
とはいえ鎮静剤の効きが悪かったというかもはや効かなかったことには理由があり、私はもともと心療内科でパニック症(不安障害)の治療で服薬しているため、どうしても睡眠導入剤などを常用していると効きづらくなってしまうようです。アルコールに強いひとも効かないそうなので、お酒には強いけれど痛いのは怖いというひとは事前に相談すると何かしらしてくれるかもしれないです。
医師から事前に説明もあったのでそこは覚悟していましたが便秘がちのひとは大腸が長く複雑になっている可能性が高いためカメラを入れる時に痛みを伴いやすいとのこと。ネットで他の診療所が記載していた原因としてはやせ型のひとも痛みがダイレクトに与えられやすいとのことにより、便秘でやせ型の私にはホームランでした。
また、痛かったとは書きましたが私が耐えられるレベルではあるので麻酔なしの胃カメラ等よりはきつくないと思います。時折洗浄??していたり空気が抜ける時にとてつもない開放感はあります。経験はありませんが腸洗浄の簡易版みたいなものなのかもしれません。
説明を受けられる状況ではもちろんなかったのでお尻スリットの短パンから着替えてから待合室で待ちます。その間めちゃくちゃお腹が張ってしまって苦しくて仕方なかったですが吐き気などにつながるものではないので気持ち悪くなったりはしません。
移動中にめちゃくちゃ空気が出る(ガスが抜ける=屁が出る)のですがこれを我慢すると本当にきついので人気の少ないところで放屁しつつ自宅に帰ります。これは看護師さんからもきちんと説明されることなので決して恥ずかしいことではありません!排泄(とは厳密には異なりますが)は生理現象なのです!!
ちなみにポリープ切除と病理検査を含めて3割負担で約20,000円でした。大腸がん検診を受けよう!!と言われても痔や生理(不正出血)などの血液にも反応するため意外と便検査で要精密検査になるひとは多いのではないかと思いました。私の場合も目視では全くそんな感じはなかったのに陽性反応が出てしまったのでOMGとしか表現の仕様がありません。
はじめての病理検査
小さいポリープが1個発見されたそうですが(画像を見てもよくわからない)出血するほどのものではないとのこと。それでも短期滞在手術として病理検査に出すとのことだったので、2週間後に結果を聞きに行きました。結果は良性だったので次に大腸内視鏡検査を受けるとするならば2年後くらいでも問題ないのではとのこと。
* * *
小児科の前で泣いているこどもを見ると「わかるよ」という念が強くなりました。できれば痛くて怖い検査はしたくありませんが(しかも高額)放っておいてもっと痛怖いのは嫌なので定期的な健康診断は必要だなと感じつつやっぱり痛いのは嫌です。痛みに耐えるのが美徳(もちろん程度によりけりではあるものの)という捻じ曲がった常識や概念はやっぱり苦手です。
40代前後になると良性ポリープが数個発見されるのは珍しくないとのこと(ちなみに同世代の友人たちも胃腸はポリープだらけらしい)。となると大腸がん検査で本当に補助が欲しいのは検便だけでなく内視鏡の方だなと思うので偉いひとよろしくお願いします。
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