【2025年抱負】ネガティブな情報に触れない/こんな時代だからこそ『ドゥームスクローリング』について考える
情報化社会と呼ばれるようになってすっかりそれが当たり前になった令和の時代。テレビやラジオや新聞などのいわゆるオールドメディアに留まらず、パソコンやスマホひとつあれば前述の対にあたるニューメディアを介していつでもどこでも簡単に最新の情報を手に入れることができます。
オールド‐メディア(old media)
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新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど、旧来から存在する報道媒体。また、それらの報道機関。ニュースサイトなど新しい媒体に対して呼ぶ。旧メディア。
ドゥームスクローリングとは違うかもしれませんが、私は幼少期の頃からニュース(特にNHKの淡々とした雰囲気)が苦手で、父親や祖父が当たり前のようにチャンネルを合わせているのが嫌でした。特に「重体です」「死亡しました」などの言葉だけが際立ち耳に残ってどんどん自分の中で抑えられない恐怖感が増幅してきてしまうんですね。
フジテレビだったかが報道する際にテロリスト??がネットに上げた動画をほぼそのまま流したのですが、最後におそらく首をはねている部分はもちろんテレビで流せないので映像を徐々に真っ黒にフェードアウトさせて音声だけを残すという編集方法をとったんですね。放送されていたのが夕方だったので普通に見てしまい黒い画面に「ぎゃー」という断末魔だけ響き渡る様子がとんでもなく嫌で、報道側からしたら凄惨さを伝えたかったのか情動的に扇動したかったのかはわかりませんが、今でも少々トラウマになっています。
動画はイメージです
報道のひとは普段から悲惨な現場を見てきて麻痺しとるんかとすら錯覚しますが、最近のワイドショーやニュースは言葉は薄っぺらいのに撮影した映像だけはリアルというか「それ放送しなくてもいいでしょ」というところまで普通に流すのであまり好きではありせん。
自宅にいて自分に影響しそうな情報ばかりに触れていると、それが世間一般にとって良いニュースでも悪いニュースでもやがて焦燥感や孤独感などの不安定な心理に苛まれてしまう時があります。
そういった際に情報そのものをコントロールしようとしても焼け石に水です。群集心理に取り込まれてしまった情報はもはや個ではどうすることもできないので、情報の質や量にもよりますが取捨選択は心身の状態を安定させるためにも重要です。全てを知ろうとして全てを自分の意見で染め上げようとするは愚の骨頂のようなもの。
ということで私が1年ネットに触れてみて思った傾向と対策を考えます。
X(旧Twitter)は避ける
Xは特にネガティブな情報に偏る傾向があるので、どうしてもSNSが見たいという時はInstagramやYouTubeなど画像や動画に特化したものにしています。パーソナライズによるとは思いますがおすすめは癒しほのぼの系や自分の趣味のものが出てくるのでショッキングな情報を偶然見ることがありません。たまにフェイクっぽいものが紛れ込んではきますが「興味がない」とフィードバックしておけば精度も上がってくるので助かります。
5年以上前から物議を醸している問題
怒られるかもしれませんが、私が苦手なポストのひとつが「○○(場所)で○○(こういうことをするよう)な非常識なひとがいる」と現場の状況を撮影した写真をアップロードして投稿するあれ(公共の場での迷惑行為のさらし行為)です。よほど腹に据えかねている気持ちはよくわかりますが、相手(当人にとっては加害者)や偶然周囲に居合わせた全く関係のないひとが映り込んだ写真を勝手にアップロードするのはお互いに個人特定の糸口にもなるのでやめておいた方が無難だと思っています。もろもろが事実であっても名誉棄損は適用される可能性はあります(名誉毀損罪の違法性阻却事由も参照)。
いほうせい‐そきゃく〔ヰハフセイ‐〕【違法性阻却】
違法と推定される行為について、特別の事情があるために違法性がないとすること。法令による行為や正当防衛・緊急避難など。
そもそも最初の段階では当事者同士で解決するのが筋だとも思いますし、ジャーナリズムが働いて社会に訴えかけたいのであれば、駅や電車内なら鉄道会社に、どこかの施設や店舗ならそのお店に、といった具合に段階を踏んで、それでも改善の余地がみられないようであればSNSを利用した訴えかけも有効だと思っています。
その時には何も言えずにおとなしくしていてネットで攻撃的というのはちょっと違うかなというのが率直な感想。じゃあ匿名でブログやってるてめぇはどうなんだよと言われればそれまでですが、基本的に外出先で迷惑だなぁと思う場面に出くわした場合には割とその場で対応します。正直わざわざ写真を撮っている時間も精神的な余裕もありません。
企業もレピュテーションリスクとして悪評対策に慣れてきているので、炎上目的で投稿したとしても対応(いわゆる火消し)が迅速かつ適格になっている印象があります。私個人としてはSNSを利用して不祥事や悪事を暴くことが悪いことだとは思いません。ただしフェイクニュースに紛れてしまったり事実が事実としてきちんと社会に伝わらないケースもあるので、使い方は慎重にと常に思っています。
レピュテーション‐リスク(reputation risk)
企業に対する否定的な評価や評判が広まることによって、企業の信用やブランド価値が低下し、損失を被る危険度。評判リスク。風評リスク。 コトバンク> 辞書一覧> デジタル大辞泉
共感してほしい、心配してほしい、断罪してほしいというやり場のない感情はよくわかりますが、ネットに情報を流すということの責任を考慮すべきです。
繰り返しになりますがパワハラやセクハラなどのハラスメント系や汚職などの告発としてインターネットを利用するのは有効だと思います。組織や相手が強ければ強いほど、むしろそれしか手がないと考えられます。ここで指摘しているのは公衆道徳に関する個人間での小競り合いの範囲です。
敢えて複数アカウント(複垢)にする
以前はフリーメールアドレスをこんなにばんばん発行できる時代ではなかったので個人が複数のアカウントを持っているのは割と不自然な印象もありました。今ではもはやリア垢、趣味アカ、裏アカなど持っているので、例えばリア垢に疲れたら趣味アカなど、また戻ってこられるようにメインのアカウントは放置しておいて別のアカウントでSNSを始めるのも手でしょう。
ただ、おすすめやトレンドなどはよほど差別化しないと結局目には入ってくるので、本当に疲れたらスマホが使えない場所や頻繁に使わなくてすむように遠出するなどの思い切りも必要かもしれません。
動物や風景の画像や動画を見る
YouTubeに関しては複数アカウントにして、見る動画の傾向でアカウントを変えるのも手だなと感じました。私も古くから使っているアカウントとこのサイトを立ち上げた時に作成したアカウントといくつかあるのですが、おすすめや関連に出てくる動画の傾向がまるで違ったりする時があるので同じYouTubeでも別のサイトにいるかのように感じます。
サムネイルである程度は動画の傾向もわかるので、ちょっと過激なものや自分が苦手なものが出てこないようにパーソナライズするのもありだと思いました。
おすすめのチルチャンネル
チルいのでおすすめ
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総括として無料版のChatGPT(https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/)に「ドゥームスクローリングを回避する方法」を質問してみました。
「ドゥームスクローリング」とは、SNSやニュースを終わりなくスクロールし続けて、ネガティブな情報を次々と消費してしまう行為のことです。これにより不安やストレスが増すことがあります。この習慣を避けるためには、以下の方法を試してみてください。
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### **1. 使用時間を制限する**
- **タイマーを使う**
スマホやアプリにタイムリミットを設定し、使いすぎを防ぎます。例えば、1回の利用時間を15分に制限するなど、具体的な時間を決めましょう。
- **就寝前のスマホ禁止**
寝る1〜2時間前にスマホを見る習慣をやめることで、心の平穏を保つことができます。
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### **2. ポジティブな情報を優先する**
- **フォローを整理する**
ネガティブな情報を頻繁に発信するアカウントをミュートやアンフォローし、代わりにポジティブな内容や自分の興味に合うアカウントをフォローします。
- **良いニュースを探す**
世の中には良いニュースや希望に満ちた記事もたくさんあります。ポジティブな情報を集めているウェブサイトやSNSアカウントを利用してみましょう。
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### **3. 情報の摂取量をコントロールする**
- **決まった時間に情報を確認する**
1日に1〜2回だけニュースを確認する時間を決め、それ以外の時間はニュースアプリを開かないようにします。
- **情報の質を意識する**
信頼できる情報源を選び、憶測や煽りに満ちたニュースは避けるように心がけます。
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### **4. オフラインの活動を増やす**
- **趣味に没頭する**
本を読む、音楽を聴く、絵を描く、運動するなど、ドゥームスクローリングの代わりになる活動を見つけましょう。
- **自然に触れる**
散歩や公園での時間を増やし、スマホを持たずにリラックスする時間を作ります。
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### **5. 心を整える習慣を作る**
- **瞑想や深呼吸**
短時間でも瞑想やマインドフルネスを実践すると、不安を軽減する効果があります。
- **感謝リストを書く**
毎日3つ、自分が感謝していることを書き出すことで、ネガティブな情報に引きずられにくくなります。
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### **6. サポートを求める**
- **他人と話す**
感情的に落ち込んでいる場合、友人や家族に相談してみましょう。話すことで気持ちが軽くなることがあります。
- **専門家の助けを借りる**
もしストレスが深刻な場合は、心理カウンセラーやサポートサービスに相談することを検討してください。
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ドゥームスクローリングをやめるには、少しずつ習慣を変えることが重要です。最初は難しく感じるかもしれませんが、スマホとの適切な距離を保つことで、心の平穏を取り戻すことができます。
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概ね私が感じていたのと似たようなアドバイスで良かった??です。私のような者には「就寝前のスマホ禁止」「決まった時間に情報を確認する」など端末が目の前にある状況下で制限するのはほぼ不可能と断言しますが、「オフラインの活動を増やす」は物理的に情報を遮断できるので(電波やギガ数や充電量なども)絶対にやるべきだと思いました。家にいてスマホいじってた方がお金かからないしいいじゃーんと感じる時もありますし物価高の昨今外出や旅行はどうしてもお金がかかりますが、背に腹は代えられぬ時があるのです。いらいら、かなしみ、さみしみ…何かと負の感情に支配されやすい世の中ですが「賢いバカ」になります!!
知らぬが仏
これでいいのだ
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